毛穴の教科書

成分図鑑

リン酸アスコルビルMg

研究で見た変化と、薬用の予防を分ける。

別名:Magnesium Ascorbyl Phosphate / MAP / VC-PMG

ビタミンC誘導体研究条件を読む
図で、この成分を知る

SCOPE / 色の変化と予防

リン酸アスコルビルMgの研究は、特定のクリーム・対象者・評価条件で読みます。

図で読む / 1996年の研究で評価した条件
10%VC-PMGクリームの研究
特定のクリーム研究用の10%処方
色素沈着のある34人試験対象としての人数
色の変化を評価19人で有意な変化を報告
研究の色素沈着の変化と、薬用のシミ・そばかす予防は別。
試験条件の整理図です。改善率や濃度の推奨を示さず、市販の全配合製品の効果を保証するものではありません。図・表の出典 1

同じビタミンC誘導体でも、試験された名前と処方を確かめよう。[1]

この成分の要点

働き

ビタミンC誘導体。特定クリームの色素沈着研究を、処方・対象者とともに読む。[1]

働きへ
選ぶ前の注意

10%が最適、全配合品でシミが消えるとは判断できません。研究での色素沈着の変化と、薬用のシミ・そばかす予防は別です。[1]

注意点へ
根拠

1996年原著抄録。10%VC-PMGクリーム、色素沈着群34人。一般化粧品の薬用美白効能とは別。[1]

根拠へ

どんな成分?

ビタミンCの誘導体の一つです。英語ではMagnesium Ascorbyl Phosphateと呼ばれ、論文ではVC-PMGという略称も使われます。リン酸アスコルビルNaやAPPSと名前が似ていますが、同じ成分として研究をまとめることはできません。[1]

成分表で探す名前
リン酸アスコルビルMg[1]
別名
Magnesium Ascorbyl Phosphate[1] / MAP[1] / VC-PMG[1]

どんな働きがある?

北里大学の研究者らによる1996年の報告では、10%VC-PMGクリームを使用した色素沈着のある34人のうち19人で、有意な色の変化が報告されました。細胞などを用いた実験も含む研究であり、店頭の美容液を一律に評価した試験ではありません。[1]

どんな目的で選ぶ?

ビタミンC系の化粧品を比べるとき、成分表を丁寧に読み分けたい人に役立つ名前です。美白を目的に薬用製品を選ぶ場合は、成分の紹介文だけでなく、製品の有効成分欄と認められた効能を確認してください。[1]

選ぶ前に知っておきたいこと

この試験から、10%が最適な濃度、全員のシミが消える、他の誘導体より優れるとは判断できません。研究で扱う色素沈着の変化と、日本の薬用化粧品でいうシミ・そばかす予防は分けて読む必要があります。内服や注射の結果も転用できません。[1]

選ぶときの確認ポイント

まず表示名を一致させ、次に研究の剤形・対象者・評価項目を読みます。試験濃度をそのまま購入基準にせず、完成品の使用方法と肌の反応を優先しましょう。複数のビタミンC誘導体が入っていても、それだけで効果を足し算することはできません。[1]

よくある疑問

MgとNaは同じ? 異なる表示名です。一方の研究をそのまま他方の根拠にはできません。[1]

既にあるシミを消せる? 紹介した研究だけで市販品の治療効果は保証できません。[1]

根拠と確認した範囲

1996年原著抄録。10%VC-PMGクリーム、色素沈着群34人。一般化粧品の薬用美白効能とは別。[1]

ヒト・特定クリームの色素沈着研究

1996年原著抄録。10%VC-PMGクリーム、色素沈着群34人。一般化粧品の薬用美白効能とは別。[1]

色素沈着に関する研究

ヒト・特定クリームの色素沈着研究[1]

発信者
北里大学医学部ほか
資料の種類
research-abstract
研究・説明の対象
ヒト・特定クリームの色素沈着研究
モデル・対象者
ヒト・特定クリームの色素沈着研究
確認した条件
1996年原著抄録。10%VC-PMGクリーム、色素沈着群34人。一般化粧品の薬用美白効能とは別。
この資料の限界
1996年原著抄録。10%VC-PMGクリーム、色素沈着群34人。一般化粧品の薬用美白効能とは別。

出典[1]

読み取れる範囲1996年原著抄録。10%VC-PMGクリーム、色素沈着群34人。一般化粧品の薬用美白効能とは別。

READ THE DIFFERENCE

研究と、購入時の判断を分ける

見るところ今回確認できたことここまでは広げない
試験の条件10%VC-PMGクリーム・色素沈着群34人10%が最適な濃度とは判断できない図・表の出典 1
報告された変化19人で有意な色の変化全員のシミが消えることや、市販全製品の結果ではない図・表の出典 1
薬用との区別研究では色素沈着の変化を評価薬用化粧品のシミ・そばかす予防とは別の評価図・表の出典 1

本文の資料から、条件の違いを整理しています。図・表の出典 1

INGREDIENT NOTES29写真は質感のイメージです

出典と確認日

  1. リン酸アスコルビルMgの色素沈着研究(Kameyamaら、1996)確認日:
    発信者
    北里大学医学部ほか
    閲覧範囲
    抄録のみ
    確認した範囲
    ヒト・特定クリームの色素沈着研究
    この資料の限界
    1996年原著抄録。10%VC-PMGクリーム、色素沈着群34人。一般化粧品の薬用美白効能とは別。
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