毛穴の教科書

保湿を軸に、テカリも考える

ナイアシンアミド

皮脂の「量」と「出る速さ」を、ひとまとめにしない。

別名:ニコチン酸アミド / ニコチンアミド / Niacinamide / Nicotinamide

うるおいケア皮脂に関する研究
図で、この成分を知る

ENDPOINT / 測ったものを読む

保湿剤の研究でも、集団と測定項目で結果は異なります。

図で読む / 配合保湿剤の2つの試験
皮脂に関する研究
日本人100人2週・4週後の排出速度が低下
別の集団30人排出速度には有意差なし
測定項目を確認毛穴の大きさの評価ではない
同じ成分でも、結果を一つにまとめない
研究対象と測定項目を整理した図です。皮脂量の実測グラフや効果の順位を示すものではありません。図・表の出典 1

テカリが気になるときも、保湿を軸に選びたい。

この成分の要点

働き

うるおいを保つ働きと、2%配合保湿剤を使った皮脂の研究を紹介します。

働きを読む
選ぶ前の注意

毛穴の大きさを調べた試験ではなく、高濃度ほどよいとも判断できません。別の完成品とは区別が必要です。

注意点を読む
根拠

原著論文の抄録。皮脂は2%配合保湿剤のヒト試験、保湿は培養細胞・乾燥肌への外用研究。

研究の条件を読む

どんな成分?

ビタミンB3の一種で、ニコチンアミド、ニコチン酸アミドとも呼ばれます。肌のうるおいを保つ働きや、皮脂に関する研究がある成分です。[6][7][8][9][12]

成分表で探す名前
ナイアシンアミド
別名
ニコチン酸アミド / ニコチンアミド / Niacinamide / Nicotinamide[6][9][12]
成分の分類・総称
ビタミンB3(ナイアシン)ナイアシンアミドやニコチン酸を含む呼び名。ナイアシンアミドだけの別名ではありません。[6]
このページの着目点
うるおいケア・皮脂に関する研究

どんな働きがある?

日本人100名を2群に分けて比較した試験では、2%配合の保湿剤を使った群で、2週・4週後に皮脂の排出速度が低下しました。一方、別の集団では同じ指標に有意な変化がなく、結果は一様ではありません。配合されていれば必ず皮脂が減る、という意味ではない点が大切です。[7]

どんな人におすすめ?

テカリは気になるけれど、保湿も続けたい人に。まずは肌をうるおす製品として、べたつきや使いやすさを含めて選ぶと、日々のケアに取り入れやすくなります。[7][8]

選ぶ前に知っておきたいこと

この試験は毛穴の大きさを直接評価したものではなく、毛穴を小さくする根拠にはできません。また、2%の研究から高濃度ほどよいとは判断できません。研究で使った保湿剤と、別の完成品は区別して考えましょう。[7]

研究をもう少し詳しく

何を、どんな条件で確かめた研究なのか。その範囲を分けて読むと、完成品を選ぶときの手がかりになります。

配合保湿剤の臨床試験

日本人100名は2%配合とプラセボ各50名・4週間。別の白人30名の左右顔比較・6週間では、皮表の皮脂量は減ったものの排出速度に有意差はありませんでした。

出典と掲載情報を見る [7]

培養細胞・皮膚での研究

角層脂質や水分の蒸散に関する研究があります。細胞実験の増加率を、市販品の保湿力やセラミド配合量に読み替えることはできません。

出典と掲載情報を見る [8]

READ THE DIFFERENCE

何の変化かを、先に確かめる

見るところ確かめられた範囲広げて考えないこと
日本人の試験100人・2%保湿剤・4週間高濃度ほどよいとは判断できない
別の集団の試験皮表の皮脂量は低下。排出速度に有意差なしすべての集団で同じ結果ではない
評価していないことこの試験は皮脂の指標を評価毛穴を小さくする根拠にはできない

本文の資料から、条件の違いを整理しています。図・表の出典 1

INGREDIENT NOTES03写真は質感のイメージです

出典と確認日

  1. NIH:Niacin Fact Sheet確認日:2026-10-04
  2. The effect of 2% niacinamide on facial sebum production(2006)確認日:2026-10-04
  3. Nicotinamide and epidermal permeability barrier(2000)確認日:2026-10-04
  4. エスエス製薬:ニコチン酸アミド(成分辞典)確認日:2026-10-04
  5. 東京化成工業:ニコチンアミドの名称確認日:2026-10-04

内容確認:2026-10-04。研究結果は掲載資料の範囲で紹介しています。

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