毛穴の教科書

成分図鑑

尿素

大きい数字を、効き目の点数にしない。

別名:Urea

保湿
図で、この成分を知る

STUDY / 濃度と条件

3%と10%。研究で比べた濃度は、そのまま顔用製品を選ぶ順位にはなりません。

図で読む / 乾燥皮膚・前腕で調べた処方
研究に用いた2つの尿素クリーム
3%クリーム特定の配合処方
10%クリーム特定の配合処方
47人登録・3週間前腕で水分状態などを評価
比較は未処置側無配合の基剤との比較ではない
高濃度ほどよいとは決めず、使う部位と製品区分を確認。
濃度は試験条件として同じ大きさで表示しています。効果量の比較図ではなく、尿素とクリーム基剤の寄与は完全には分けられません。図・表の出典 1

濃度の数字だけで選ばず、使う部位と製品区分を確認。[1][2]

この成分の要点

働き

特定尿素クリームの前腕試験で、水分状態の変化を報告。[1][2]

働きへ
選ぶ前の注意

3%・10%の特定処方の研究。基剤の寄与は分離できず、高濃度ほどよいとはいえません。医薬品の用法は化粧品へ流用しません。[1][2]

注意点へ
根拠

乾燥皮膚47人が登録され、3%または10%の尿素クリームを使用。対側は未処置。原著抄録を確認。基剤対照ではなく尿素単独の寄与は確定できない。[1]

根拠へ

どんな成分?

尿素は保湿製品で見かける成分で、医薬品にも使われます。名前が共通でも、日常の化粧品と治療用の尿素製剤を同じものとして扱うことはできません。成分表に尿素があるかだけでなく、顔用・からだ用などの使用部位、製品区分、使用上の注意をひとまとまりで読むことが出発点です。[1][2]

成分表で探す名前
尿素[1][2]
別名
Urea[1][2]

どんな働きがある?

乾燥皮膚の成人を対象にした原著では、3%と10%の尿素クリームを3週間比較し、両処方で水分状態や鱗屑の改善が報告されました。10%処方では水分蒸散量にも変化が見られています。ただし対側の未処置部を比較に使った研究で、尿素だけの効果とクリーム基剤の寄与を完全には分けられません。[1][2]

どんな目的で選ぶ?

乾燥によるカサつきが気になり、使用部位に合う保湿製品を探している人に。かかと向けの製品を、数字が高いからという理由で顔用に選ぶことは避け、製品の案内に従いましょう。治療中の皮膚への使用は医師や薬剤師に確認してください。[1][2]

選ぶ前に知っておきたいこと

紹介した研究は特定の処方・部位での結果です。高濃度ほどよい、すべての尿素配合化粧品が角質を除去する、と一般化できません。医薬品の添付文書には傷面等への直接塗擦を避ける注意もありますが、その文書の用法を別の化粧品の使用説明として流用してはいけません。[1][2]

選ぶときの確認ポイント

濃度表示があっても、それを効き目の点数にしないことが大切です。使う範囲、回数、塗りやすさを確認し、しみるなどの違和感があれば中止します。皮むけを起こすことを成功の目印にせず、症状が続く場合はセルフケアの成分探しだけで対応しないようにしましょう。[1][2]

根拠と確認した範囲

乾燥皮膚47人が登録され、3%または10%の尿素クリームを使用。対側は未処置。原著抄録を確認。基剤対照ではなく尿素単独の寄与は確定できない。[1]

ヒト・特定クリーム・前腕・3週間

乾燥皮膚47人が登録され、3%または10%の尿素クリームを使用。対側は未処置。原著抄録を確認。基剤対照ではなく尿素単独の寄与は確定できない。[1]

医薬品の注意表示

10%医療用尿素クリームの添付文書。化粧品への治療効果の外挿や、別製品への用法流用を禁止。[2]

保湿の研究

特定尿素クリーム・前腕でのヒト試験[1][2]

発信者
University of Copenhagen
資料の種類
research-abstract
研究・説明の対象
ヒト・特定クリーム・前腕・3週間
モデル・対象者
ヒト・特定クリーム・前腕・3週間
確認した条件
乾燥皮膚47人が登録され、3%または10%の尿素クリームを使用。対側は未処置。原著抄録を確認。基剤対照ではなく尿素単独の寄与は確定できない。 成分の配合目的または限定条件の知見。全配合製品の効果・適合を保証しない。
この資料の限界
成分の配合目的または限定条件の知見。全配合製品の効果・適合を保証しない。

出典[1]

発信者
PMDA
資料の種類
medicine-label
研究・説明の対象
医薬品の注意表示
モデル・対象者
医薬品の注意表示
確認した条件
10%医療用尿素クリームの添付文書。化粧品への治療効果の外挿や、別製品への用法流用を禁止。 成分の配合目的または限定条件の知見。全配合製品の効果・適合を保証しない。
この資料の限界
成分の配合目的または限定条件の知見。全配合製品の効果・適合を保証しない。

出典[2]

読み取れる範囲成分の配合目的または限定条件の知見。全配合製品の効果・適合を保証しない。

READ THE DIFFERENCE

研究の数字は、製品のランキングではない

比較の条件読み取れる範囲読み取れない範囲
乾燥皮膚・前腕・3週間特定の3%と10%クリームで水分状態を評価顔用を含む全製品の結果図・表の出典 1
クリームと未処置側の比較配合処方としての変化尿素単独と基剤の寄与の完全な切り分け図・表の出典 1
医薬品の添付文書当該製剤の注意・用法他の化粧品にそのまま使える用法図・表の出典 1

本文の資料から、条件の違いを整理しています。図・表の出典 1図・表の出典 2

INGREDIENT NOTES23写真は質感のイメージです

出典と確認日

  1. 尿素3%・10%クリームの乾燥皮膚比較試験(Serup、1992)確認日:
    発信者
    University of Copenhagen
    閲覧範囲
    抄録のみ
    確認した範囲
    ヒト・特定クリーム・前腕・3週間
    この資料の限界
    乾燥皮膚47人が登録され、3%または10%の尿素クリームを使用。対側は未処置。原著抄録を確認。基剤対照ではなく尿素単独の寄与は確定できない。
  2. 尿素クリーム10%「日医工」添付文書確認日:
    発信者
    PMDA
    閲覧範囲
    提供資料には閲覧範囲の明記なし
    確認した範囲
    医薬品の注意表示
    この資料の限界
    10%医療用尿素クリームの添付文書。化粧品への治療効果の外挿や、別製品への用法流用を禁止。
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