毛穴の教科書

成分図鑑

パンテノール

B5という印象から、研究で使った原料へ。

別名:Panthenol / プロビタミンB5

保湿
図で、この成分を知る

STUDY / 研究の条件

D体・DL体の違いと、人工的な刺激条件で得られたデータを確かめます。

図で読む / 研究の中身を3つの窓で読む
デクスパンテノールの試験
使った原料5%D体の配合製品
試験の条件前腕・洗浄成分による刺激
差が出た指標角層水分を反映する測定
一つの原料・条件の結果を、全製品へ広げない
研究条件の整理図です。皮膚の炎症や傷が治る過程を表したものではありません。図・表の出典 1図・表の出典 2

保湿を支える成分。研究では「どのパンテノールか」にも注目。[1][2]

この成分の要点

働き

保湿を支える成分。D体の特定処方での研究。[1][2]

働きへ
選ぶ前の注意

人工的な刺激条件での研究。皮膚炎や傷の治療、全配合品への一般化はできません。[1][2]

注意点へ
根拠

Biroら、2003年。健康な25人登録・21人完了。5%D体製品を26日使用し途中にSLS刺激。統計的有意差があった測定は角層水分を反映するcorneometry。[2]

根拠へ

どんな成分?

スキンケアやヘアケアで使われる成分です。D-パンテノールはビタミンB5の前駆体で、デクスパンテノールとも呼ばれます。原料にはD体とDL体があり、名称だけで研究と同じ原料かまでは分からない場合があります。[1][2]

成分表で探す名前
パンテノール[1][2]
別名
Panthenol[1][2] / プロビタミンB5[1][2]

どんな働きがある?

フランクフルトの大学皮膚科による試験では、5%デクスパンテノール配合の製品と基剤を前腕に塗り、洗浄成分で刺激を与えて比較しました。保湿の測定値に差が出ましたが、測定した項目すべてで差が出たわけではありません。[1][2]

どんな目的で選ぶ?

乾燥を感じるとき、うるおいを保つ日常のケアを探す人に。まずは保湿製品として、使用後のつっぱり感や使いやすさを見て選ぶと役割を捉えやすくなります。[1][2]

選ぶ前に知っておきたいこと

この試験は人工的な刺激条件での小規模研究です。一般の化粧品が皮膚炎を治す、傷を治すという根拠にはできません。D体の特定濃度の結果を、パンテノール表示のある全製品に当てはめることも避けましょう。[1][2]

選ぶときの確認ポイント

「B5」という目立つ表示だけでなく、パンテノールの配合目的と完成品の使用方法を確認してください。保湿剤をいくつも同時に変えるより、一つずつ使い心地を確かめると選び直しやすくなります。赤みやかゆみが続くときは化粧品を追加して対処しないでください。[1][2]

よくある疑問

ビタミンB5そのもの? D-パンテノールは体内でビタミンB5へ変換される前駆体です。[1][2]

D体とDL体は同じ? 異なります。BASFはどちらにも保湿用途があると説明していますが、生理作用は同一ではありません。[1][2]

濃度は5%が必須? 一つの試験条件であり、すべての製品の必要濃度を示すものではありません。[1][2]

根拠と確認した範囲

Biroら、2003年。健康な25人登録・21人完了。5%D体製品を26日使用し途中にSLS刺激。統計的有意差があった測定は角層水分を反映するcorneometry。[2]

ヒト・人工的刺激モデル・二重盲検比較

Biroら、2003年。健康な25人登録・21人完了。5%D体製品を26日使用し途中にSLS刺激。統計的有意差があった測定は角層水分を反映するcorneometry。[2]

保湿の研究

特定処方・条件でのヒト試験[1][2]

発信者
BASF
資料の種類
manufacturer-technical-document
研究・説明の対象
特定処方・条件でのヒト試験
モデル・対象者
個別の試験モデルは未指定
確認した条件
図のキーは関連するケア目的を示し、全配合製品の効能保証や成分の優劣を意味しません。 成分単独の効果や全配合製品での再現を保証しません。
この資料の限界
図のキーは関連するケア目的を示し、全配合製品の効能保証や成分の優劣を意味しません。 成分単独の効果や全配合製品での再現を保証しません。

出典[1]

発信者
Johann Wolfgang Goethe University
資料の種類
research-abstract
研究・説明の対象
ヒト・人工的刺激モデル・二重盲検比較
モデル・対象者
ヒト・人工的刺激モデル・二重盲検比較
確認した条件
Biroら、2003年。健康な25人登録・21人完了。5%D体製品を26日使用し途中にSLS刺激。統計的有意差があった測定は角層水分を反映するcorneometry。 図のキーは関連するケア目的を示し、全配合製品の効能保証や成分の優劣を意味しません。 成分単独の効果や全配合製品での再現を保証しません。
この資料の限界
図のキーは関連するケア目的を示し、全配合製品の効能保証や成分の優劣を意味しません。 成分単独の効果や全配合製品での再現を保証しません。

出典[2]

読み取れる範囲図のキーは関連するケア目的を示し、全配合製品の効能保証や成分の優劣を意味しません。 成分単独の効果や全配合製品での再現を保証しません。

READ THE DIFFERENCE

原料名だけでは、研究条件はそろわない

見るところ確かめられた範囲広げて考えないこと
原料の種類D体はデクスパンテノール。DL体もあるパンテノール表示だけで同一原料とは限らない
試験の対象25人登録・21人完了の人工刺激モデル日常のすべての肌状態の結果ではない
測定されたこと保湿の指標に有意差皮膚炎や傷の治療効果とはいえない

本文の資料から、条件の違いを整理しています。図・表の出典 1図・表の出典 2

INGREDIENT NOTES07写真は質感のイメージです

出典と確認日

  1. D-Panthenol Care 技術資料(2019)確認日:
    発信者
    BASF
    閲覧範囲
    提供資料には閲覧範囲の明記なし
    確認した範囲
    確認箇所の個別指定はありません。
    この資料の限界
    確認できた範囲の詳細は未記載です。
  2. デクスパンテノールの刺激保護試験(Biroら、2003)確認日:
    発信者
    Johann Wolfgang Goethe University
    閲覧範囲
    抄録のみ
    確認した範囲
    ヒト・人工的刺激モデル・二重盲検比較
    この資料の限界
    Biroら、2003年。健康な25人登録・21人完了。5%D体製品を26日使用し途中にSLS刺激。統計的有意差があった測定は角層水分を反映するcorneometry。
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