毛穴の教科書

成分図鑑

バクチオール

同じ0.5%でも、使う回数は同じではない。

別名:Bakuchiol

植物由来の成分外用比較研究
図で、この成分を知る

PROTOCOL / 比較の条件

バクチオールとレチノール。濃度の一致だけでは、比較試験の条件はそろいません。

図で読む / 44人・12週間の試験で使った2処方
処方と1日の使用回数を確認
バクチオール0.5%クリーム・1日2回
レチノール0.5%クリーム・毎晩1回
44人・12週間基剤だけを使う群はない
群間有意差なしすべての製品の同等性を証明したわけではない
試験から、妊娠・授乳中など除外された人への安全性は判断できません。
研究対象と条件の整理図です。カードの面積や配置は効果の強さを示しません。 小枠は研究での1日の使用回数の目印です。使用量や効果の強さ、消費者への使用頻度の推奨ではありません。図・表の出典 1

レチノールとの比較は、濃度だけでなく使用回数もそろえて読もう。[1]

この成分の要点

働き

0.5%同士でも、使う回数が異なる比較試験を読む。[1]

働きへ
選ぶ前の注意

44人・12週のクリーム比較。バクチオール1日2回対レチノール毎晩。有意差なしは同等性や刺激ゼロの証明ではありません。[1]

注意点へ
根拠

44人・12週。0.5%バクチオール1日2回対レチノール毎晩のクリーム比較。シワ面積・色素を評価し群間有意差なし。同等性証明ではありません。[1]

根拠へ

どんな成分?

バクチオールは植物から得られる成分で、レチノールとは別の物質です。顔のシワや色素の変化を調べた外用研究があります。「植物性レチノール」という呼び方を見かけても、ビタミンAそのものという意味ではありません。化粧品を比較するときは、呼び名の印象より、成分名と実際に試験されたクリームの条件を手がかりにします。[1]

成分表で探す名前
バクチオール[1]
別名
Bakuchiol[1]

どんな働きがある?

2019年掲載の無作為化二重盲検試験では、44人を0.5%バクチオールクリーム1日2回と、0.5%レチノールクリーム毎晩の群へ分け、12週間評価しました。両群でシワ面積や色素の変化が報告され、群間の有意差は認められませんでした。皮むけやヒリつきの申告はレチノール群で多かったものの、これは特定の処方・使い方での比較です。[1]

どんな目的で選ぶ?

年齢とともに気になる肌の見た目について、化粧品の研究を比較したい人が読み分ける成分です。レチノールが入っていない製品を探す場合も、バクチオールと一緒に配合されていないか成分欄を確認します。肌のハリやシワについて何が測られたかを区別すると、単に「代わりになる」とする説明より具体的に選べます。[1]

選ぶ前に知っておきたいこと

濃度は同じでも塗る回数が異なり、基剤だけを使う群もありません。有意差がなかったことは、あらゆるレチノール製品と同等だと証明したことにはなりません。妊娠・授乳中の人や顔の皮膚疾患、既知の過敏性がある人は試験対象から除かれており、この報告からその人たちへの安全性を判断することもできません。[1]

選ぶときの確認ポイント

製品の成分表示、使用回数、使う部位を確認し、試験の0.5%をそのまま最適濃度と考えないようにします。試験と同じ濃度でも基剤や併用成分が違えば、使い心地と結果は同じとは限りません。比較では、変化の写真だけでなく、対象人数と評価期間が示されている説明を探すと判断しやすくなります。[1]

よくある疑問

レチノールと同じ成分ですか? 別の成分です。比較研究があることと、同じ物質・同じ作用であることは分けます。[1]

刺激が起こらない成分ですか? 特定試験での申告差から、すべての配合製品や肌質で刺激がないとはいえません。[1]

根拠と確認した範囲

44人・12週。0.5%バクチオール1日2回対レチノール毎晩のクリーム比較。シワ面積・色素を評価し群間有意差なし。同等性証明ではありません。[1]

ヒト・2種類の試験クリーム

44人、12週。バクチオール0.5%は1日2回、レチノール0.5%は毎晩。同基剤、基剤のみの群なし。有意差なしは同等性証明ではない。[1]

色素沈着に関する研究

ヒト・顔の色素を評価したクリーム比較[1]

発信者
University of California, Davisほか/British Journal of Dermatology
資料の種類
原著論文(本文確認)
研究・説明の対象
44人を無作為割付。0.5%バクチオールクリーム1日2回対0.5%レチノールクリーム毎晩、同じ基剤、12週間。顔写真によるシワ面積・色素と忍容性を評価。
モデル・対象者
human ヒト・2種類の試験クリーム
確認した条件
44人を無作為割付。0.5%バクチオールクリーム1日2回対0.5%レチノールクリーム毎晩、同じ基剤、12週間。顔写真によるシワ面積・色素と忍容性を評価。 44人、12週。バクチオール0.5%は1日2回、レチノール0.5%は毎晩。同基剤、基剤のみの群なし。有意差なしは同等性証明ではない。 44人・12週。0.5%バクチオール1日2回対0.5%レチノール毎晩。色素の変化を評価。群間差なしは同等性の証明ではなく、日本の薬用予防効能とも別。
この資料の限界
小規模・12週間。使用頻度が異なり、基剤のみの群はない。有意差なしは同等性の証明ではない。妊娠・授乳中、顔の皮膚疾患、既知の過敏性がある人は除外。 44人・12週。0.5%バクチオール1日2回対0.5%レチノール毎晩。色素の変化を評価。群間差なしは同等性の証明ではなく、日本の薬用予防効能とも別。

出典[1]

読み取れる範囲44人・12週。0.5%バクチオール1日2回対0.5%レチノール毎晩。色素の変化を評価。群間差なしは同等性の証明ではなく、日本の薬用予防効能とも別。

READ THE DIFFERENCE

比較試験の3つの読み分け

比べる対象確認された条件読み取れる範囲
バクチオール側0.5%クリーム・1日2回この処方と使用頻度で評価図・表の出典 1
レチノール側0.5%クリーム・毎晩同濃度でも使用回数は異なる図・表の出典 1
群間の結果12週でシワ・色素の差は有意でない全製品の同等性や無刺激を証明しない図・表の出典 1

本文の資料から、条件の違いを整理しています。図・表の出典 1

INGREDIENT NOTES41写真は質感のイメージです

出典と確認日

  1. バクチオールとレチノールの顔面光老化比較試験(Dhaliwalら、2019)確認日:
    発信者
    University of California, Davisほか/British Journal of Dermatology
    閲覧範囲
    全文
    確認した範囲
    Wiley公開全文のMethods、Results、Discussionと資金・利益相反欄を直接確認。PubMedのopen抽出は本文が得られず、出版社原文を根拠にした。 human 44人を無作為割付。0.5%バクチオールクリーム1日2回対0.5%レチノールクリーム毎晩、同じ基剤、12週間。顔写真によるシワ面積・色素と忍容性を評価。 ヒト・2種類の試験クリーム
    この資料の限界
    小規模・12週間。使用頻度が異なり、基剤のみの群はない。有意差なしは同等性の証明ではない。妊娠・授乳中、顔の皮膚疾患、既知の過敏性がある人は除外。
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